インターネットエクスプローラーと、ネットスケープでは、利用できるタグの種類が異なります。そのため、せっかく綺麗に作成したホームページのレイアウトが狂ってしまう事もあるのです。
今回は、JAVAスクリプトを利用し、ブラウザの種類を表示させ、ブラウザごとに作成したページへと誘導する方法をご紹介します。どんな環境の訪問者にも、親切なサイト作りを目指しましょう!
以下のJAVAスクリプトを、htmlの<head>〜</head>内に貼り付けます。
<head>
<script language="JavaScript"><!--
document.write(navigator.appName,"<br>");
// --></script>
</head>
上記のスクリプトが組み込まれたページ一行目に、利用者のブラウザの種類が、表示されます。
あとは、通常のHTMLで、Internet Explorer(以下IE)とNetscape Navigator(以下NS)用の入口を作れば完成です。
前項の類似技として、OSの種類の表示させる方法も見ておきましょう。
以下のスクリプトを、同じ要領で、HTMLの<head>〜</head>内に貼り付けます。
<head>
<script language="JavaScript"><!--
document.write(navigator.userAgent,"<br>");
// --></script>
</head>
上記のスクリプトを組み込まれたページの一行目に、利用者のブラウザの種類・バージョン、OSの種類・バージョンが細かく表示されるようになります。あとは、通常のHTMLで、OS別の入口などを作れば完成です。
今度はさらに応用技です。訪問者のブラウザの種類にあわせて、自動的に適切 な入口が表示されるように、スクリプトを改造してみましょう。
<head>
<script language="JavaScript"><!--
name=navigator.appName;
if(name=="Microsoft Internet Explorer"){
document.write("<a href=IE_index.html>Internet Explorer用の入口</a><br>");
}else{
document.write("<a href=NS_index.html>Netscape Navigator用の入口</a><br>");
}
// --></script>
</head>
上記、スクリプトでは、利用しているブラウザがNSの場合、5行目「document. write」以降のHTMLが表示され、IE以外の場合は7行目のHTMLが表示されます。
「document.write」以下のHTMLは自由に改造が可能。また、IEの場合の処理を行うには、4行目のMicrosoft Internet ExplorerをNetscapeに変更します。
ホームページ作成で大事なのは、いろんな環境を前提に作成することです。ぜひ、今回の技を利用してみてください。